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オーディション合格者に聞け!オーディション合格者に聞け!

第1回 08/07/25号

皆さんはもともとゲームは好きなんですか?

片岡:好きですね。漠然とですが「ゲームを作りたい」という気持ちもずっと持っていました。ウェブもそうなんですけど、触って反応があるインタラクティブなコンテンツに可能性を感じていたので、それが「ゲームやろうぜ!」に応募した一番の理由ですね。

吉永:僕は絵を描くのが好きなんですけどゲームも好きで、こういう業界には興味がありました。そのときに片岡が誘ってくれたので、普通に就職するよりは楽しくやれそうだと思って企画に参加しました。

荒木:私は制作部に異動する前までは、ゲームはまったくやらなかったですね。最近はクリスピーズにゲームソフトを借りて勉強して、「ゲームって面白い!」って思い始めてます(笑)。

初めてのゲーム制作で苦労したことも多かったのではないですか?

荒木:私は今回デザイナーでもないですし、プログラムが打てるわけでもないので、自分がやりたいことをチームの皆さんに伝えるのが一番苦労しました。

クリスピーズさんは初めてのゲーム制作で楽しかったことはありますか?

片岡:楽しかったこと……。うーん……。

吉永:悩むな、悩むな(笑)

片岡:白紙から始まった作品が徐々に形になっていくのはすごい楽しかったです。でも、 ただデザインを作ればいいだけとはいかなくて、プログラマーさんやほかのスタッフの方に自分のやりたいことを説明しても、それが100%自分の思い通りにはいかないこともあったので、多少のジレンマは感じました。自分の理想図とプログラムされたものの違いに苦悩したときもありましたが、色んな人たちと力を合わせて作品が出来上がっていくのは、今までにない快感でしたね。

次回作に向けた新たな企画を考えられていますか?

荒木:なんとなくですが……。私は完全にバーチャルな世界には興味がないんですね。ゲームをプレイしたい衝動もほとんどないので、リアルとバーチャルをつなげた新たなコンテンツを作りたいです。それが「マイスタイリスト」のように実用系なのか、まったく違ったものかは分からないですけど。

片岡:ほかのクリエイターの方もそうだと思うんですけど、“自分たちが面白いと思った世界観でユーザーに遊んでもらいたい”、というのが僕らのゲーム作りの根底にあって、今ぼんやりと考えている企画は“旅”がテーマです。従来のRPGってストーリーの舞台として“旅”があるじゃないですか。そうではなくて“旅”そのものを楽しめるゲームを作ってみたいですね。

クリスピーズさんは2人で企画を考えられるんですか?

吉永:基本は片岡がメインで考えますね。彼のほうが面白いことが思いつくんで(笑)。

片岡:とっかかりになる基盤みたいなものを僕が考えて、それを見せて2人で話し合いながら、それに合わせて吉永が絵を描いていく、というスタイルでやっています。

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クリエイターにとって重要なことは何だと思いますか?

片岡:「ゲームやろうぜ!」はゼロから道を作りださなくちゃいけない環境で、それはすごく素敵で楽しいんですけど、自分のモチベーションの高さや野望がないと、すぐにかき消されてしまうし、流されてしまうんです。そのパワーをいかに持続させていくのかが重要だと思います。

吉永:僕は今まで色んな絵を描いてきましたけど、何かをデザインするとなると自分の絵を生かせる場を見出しづらいんです。片岡と組んで作業しているときは想像が膨らむので、その自分の手くせみたいなものを切り替えられるよう幅を広げて、自分たちの理想をどれだけ現実に近づけるかが大切だと思います。

モチベーションを保つ秘訣は何でしょうか?

片岡:2006年にデジタルハリウッド大学で「ゲームやろうぜ!」の特別講義があったんですけど、そこで山本さんが「僕が業界に入って以来、リスペクトするクリエイターの顔ぶれが変わっていない。そろそろ、20代のヒーローに出てきてほしい」という言葉を聞いて、僕はまだ20代前半なんですけど、「あ、ゲームを作る人になろう!」と思ったんです。辛いときは自然と、この言葉を思い出しますね。

吉永:僕は辛いこともあるけど、これを乗り越えればきっと楽しいことがあると信じさせてくれるスゴイ奴がすぐ側にいるんで、良い仲間に出会えて良かったと思います。

片岡:いやいや、こちらこそ(笑)。

荒木:何か2人で告白し合ってるみたいじゃん(笑)。

最後に、今回のオーディション「PlayStation®C.A.M.P!」の応募を考えている方へコメントをお願いします。

片岡:言ってて恥ずかしくなるくらいの大きな夢を語れる人に来てほしいです。やっぱりゼロから作品を作り出す仕事なので、それくらいの野望はないといけないんじゃないかなぁと、2年くらい「ゲームやろうぜ!」で働かせてもらって痛感したんで。

吉永:何か良いことは全部言われた感じなんですけど……(笑)。一番年下の僕が言うのも変ですが、合格者の年齢はバラバラですけど少年の心を持った人たちばかりで(笑)、ワクワクできる現場なので興味を持った人はぜひ応募してください。

荒木:私が「マイスタイリスト」を思いついたように、誰でも普段の生活の上で「こうだったらいいのに」と不満を感じることがあると思うんです。それがひょっとしたらPS3やPSPで実現できるかもしれないので、私のように普段ゲームで遊ばない人も日々のちょっとした不満を書きとめて、それを応募してみてください。ゲームの知識がなくても、それを広げてフォローしてくれるプロの方は揃っていますから!

ちなみに、今日の荒木さんのコーディネートは「マイスタイリスト」で?

荒木:もちろん「マイスタイリスト」で!(笑)

Text by ねこひげ合同会社ライター 山本博幸

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