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オーディション合格者に聞け!オーディション合格者に聞け!

第2回 08/07/31号

PSP専用ゲームソフト「勇者のくせいになまいきだ。」シリーズでキャラクター・デザインを担当した小林陽明さんと、「勇者のくせになまいきだor2」ではテキスト全般のライティングに大抜擢された永井寛志さん。個性的なゲームは、やはり個性的な才能を持つクリエイターたちによって作られているのです。名(迷?)コンビとして確立しつつある2人の見事な掛け合いは必見!

プロフィール

小林陽明
小林陽明
カリフォルニア州立サンクレメンテハイスクールを卒業後、デザインや映像関係の仕事の傍ら、アーティストとして音楽活動を行う。「ゲームやろうぜ! 2006」合格後、PSP専用ゲームソフト「勇者のくせになまいきだ。」で初のキャラクター・デザインを担当し、以降も「勇者のくせいになまいきだor2」や新規ゲームソフトで、デザイナーとして活躍中。
永井寛志
永井寛志
金沢工業大学工学部・情報工学科に在籍中、兄達と有限会社クロースクリエイションを設立。「ゲームやろうぜ! 2006」には個人で応募・合格し、プログラムの技術を生かして様々な制作業務に携わっている。「勇者のくせになまいきだor2」では、テキスト全般のライティングを担当。

「ゲームやろうぜ!」に応募した経緯をお聞かせください

小林:応募する前は某レコード会社と契約して、ミュージシャンの活動をしていたんですけど、方向性の違いもあって続けていくのはちょっと厳しいかな、と思っていたんです。それで自分にはほかに何ができるんだろうと考えた時に、ミュージシャンと並行してデザイン関係の仕事もしていたんで、デザイナーとして頑張ってみようと。自分にとってデザインは音楽よりも仕事がきっかけで始めたので、幅広いジャンルのものに挑戦しやすかったんですよね。昔からゲームが好きでしたし、1人よりも大勢と仕事したい気持ちもあったので、「ゲームやろうぜ!」に応募しました。

永井:僕は昔からゲームを作るのが大好きで、兄達と一緒に有限会社クロースクリエイションという会社を設立して、プログラムとかシステム系のソフトウェア、あとはミニゲームを作っていたんですけど、何か新しいことができないかと思ってウェブで色々と探していたんです。そこで「ゲームやろうぜ!」の募集告知を知って、個人で企画を応募しました。

その頃に応募した作品を覚えていますか?

小林:キャラクターデザインをメインに活動していきたいと思っていたので、Flashでキャラクターにアニメーションや世界観を付けた作品が中心でしたね。

永井:僕はJavaで制作した、迷路を進んでいくようなアクションゲームと、企画書を2本ほど出しましたね。応募期間中もその企画書のアイデアをプログラムにして送ったりして、結構自由に自分のほうからアピールしました。

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お2人が「ゲームやろうぜ!」に入って初めて関わったタイトルは何ですか?

小林:合格者のなかで何か一緒にできる人がいないか探していたんですけど、僕と同じようにデザイナーで合格した人が結構たくさんいて、チームが組みづらい状況だったんです。そのときに運よく山本さん(SCEシニアプロデューサー)から「勇者のくせになまいきだ。」でキャラクター・デザインをやってみないか、という話が来たんです。

僕は古いパソコンゲームが好きなんですね。それもあって「ゲームやろうぜ!」に応募した作品にもドット絵のテイストを入れたりしていたので、山本さんに資料を見せて「一緒にやりましょう!」という流れになりました。今は続編(「勇者のくせになまいきだor2」)のほうでも、デザイナーとして関わらせてもらっています。

永井:僕は「ゲームやろうぜ!」に応募したときに、自分が目指しているものはプランニングだけど、プログラムの技術を生かせる場所では生かしていきたいと運営スタッフの方に話していたんです。それで「マイスタイリスト」でスペシャルサンクス的な形で参加したり、ほかにも色々とやっていたんですけど、本格的に関わったのは「勇者or2」が初めてですね。

永井さんが「勇者or2」に関わったきっかけを教えてください

永井:「ゲームやろうぜ!」のオフィスにはWikiのように誰でも書き込める内部ネットワークがあるんですけど、そこで僕が「東京国際アニメフェア2008」に行った時のレポートを、ちょっとネタ風に書いてアップしていたんです。それを山本さんが面白いと言ってくれて、「勇者or2」で図鑑テキストのライティングを担当することになりました。

小林:つい最近の話だよね。

永井:そうですね。「勇者or2」は前作よりもボリュームが増えているんで、現場のほうで魔物図鑑とかテキスト全般を書く人手が足りなかったらしいです。

小林:当初はライターさんに手伝ってもらう案も出たんですけど、文章が上手い人に書かせるのもちょっと違うなぁ……というのがあったらしくて。

永井:(苦笑)

小林:あ、もちろん良い意味ですけど(笑)。

実際に書くことは好きだったんですか?

永井:小説はずっと書いてますけど、それに限らず絵も描いたり……。物作りは全般的に好きですね。ちなみに小説はオフィスの皆に見せたことがあって、そのときは散々なコメントを頂きました(笑)。

小林:作詞もするよね。

永井:ええ(笑)。飲み会があると「歌え〜!」みたいなかたちで。

小林:信じられない光景だよね(笑)。MIDIで音源だけ流して歌うみたいな。あんなの普通は恥ずかしくて出来ないよ(笑)!

永井:でも流し始めたら歌わないと、ノリ的にマズイじゃないですか!(笑)

それでは音楽を小林さん、作詞を永井さんという新ユニットが誕生するんじゃないですか?

永井:小林さんが嫌がるんですよ……。

小林:方向性の違いで、絶対に無理です!(笑)。

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