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- 第4回 08/08/21号『オーディション合格者に聞け!(1/2)』
オーディション合格者に聞け!08/08/21号
第4回 08/08/21号
サラリーマンから心機一転し、コンテンツプランナーとして新たなフィールドで夢を志す日辻さんと、大学卒業後も「ゲームやろうぜ!」という新たな学び舎でデザイナーのスキルを磨く大木さん。ゲーム業界には無縁の生活を送っていた2人が「ゲームやろうぜ!」に応募した理由は? そしてオーディションに見事合格し、どのようにして制作を行っているのか? これからの活躍が大いに期待できる、新人クリエイター2人のピュアな想いは、「PlayStation®C.A.M.P!」の応募を考えている方に勇気を与えてくれるはずです。

- 日辻信之
私立秋田経済法科大学法学部を卒業後、東京ゲームデザイナー学院に入学。2年制プログラム科で学んだスキルを生かして、(株)エイチアイでSEの職に就く傍ら、クリエイティブな仕事に関心を抱くようになり、「ゲームやろうぜ! 2006」に応募することを決意する。オーディション合格後はプランナーとしてゲーム制作チームに参加し、斬新なコンテンツ・プランを構築すべく日々邁進中。

- 大木友和
東北芸術工科大学在学中、教授に勧められ「ゲームやろうぜ! 2006」にイラストを応募し、見事合格を果たす。大学卒業後に「ゲームやろうぜ!」チームと合流し、「勇者のくせになまいきだ。」や「無限回廊」などにデザイナーとして参加。現在は新規ゲームタイトルのキャラクター・デザインを担当している。
「ゲームやろうぜ!」に応募した動機を教えてください。
日辻信之氏(以下敬称略):きっかけはウェブで見た「ゲームやろうぜ!」の募集記事でした。その当時、僕はサラリーマンでSEをやっていて、それなりに充実してはいたんですけど、クリエイティブな仕事にも魅力を感じていたんです。そのときに「ゲームやろうぜ!」の募集記事を見て「これはチャンスだ!」と思い、今までの妄想というか、抱えていたモヤモヤを残さず吐き出してやろうと(笑)、書きためていたネタを企画書におこして応募しました。
大木友和氏(以下敬称略):僕は大学生の頃に教授から「ゲームやろうぜ!」のイベントに関するポスターを見せてもらったんです。当時は「ゲームやろうぜ!」のことは全然知らなかったんですけど、教授が「お前はまだどんな会社に就きたいか一言も言ってくれてないじゃないか。それなら一度、これを受けてみないか?」と言ってくれたのがきっかけでした。
お2人はもともとゲーム好きだったんですか?
日辻:そうですね。小学校の頃、それこそMSX時代からずっとゲームが大好きで。大学を卒業したあともゲーム系の専門学校に入学して、プログラミングを勉強したんですよ。その流れもあってSEをやっていたんですけど。
大木:僕は大学に入る前に一浪して、そのときに時間ができたので昔のゲームソフトを中古で買って遊んでました。それこそ超有名タイトルのRPGをシリーズ通してプレイしたり。それが理由ってわけでもないんですけど、つぎに受験を考えていた大学はもともと勉強したかった芸術系もあって、プログラミングとかゲームについて色々考える学部があるところにしました。当時はゲームに関する授業がある大学って珍しかったんですよね。
実はその大学に入ろうと思っていたことを、両親には言えずにいたんです。芸術とかゲームに関する大学に行くのを反対されると思っていたんで。それである日思い切って告白したんですけど、すんなり「いいよ。自分の好きなことをやれば。」と言ってくれて。「ああ、別に良いんだ。」と(笑)。肩の荷が下りました。
当時に応募した企画内容を覚えていますか?
日辻:僕はプランナー系志望だったんで、ゲームの企画書を5つほど提出しました。その1つが”プレイヤーがダンジョンを作って勇者を呼び寄せる”っていう(笑)。面接のときにアクワイアさんから似たような企画(「勇者のくせになまいきだ。」)がきてることを言われて。ビオトープの概念とか根本的な内容は全然違ったんですけど、何か不思議な縁を感じましたね。
大木さんは芸術系の大学を卒業されましたが、応募した企画はイラストだったんですか?
大木:そうですね。大学の頃から描き溜めていた作品をバインダーで持っていきました。ページ数にして20ページくらいで、3Dやイラストで自分が大学で学んだことを年表風にして描いたり、パンフレットにしてまとめたものを提出しました。あとはキャラクターをモデリングで作ったりして。数にしたら約60~70カットくらいの量はありました。
「ゲームやろうぜ!」に合格したときの心境を聞かせてください。
日辻:合格通知がメールで1次通過と2次通過に分けて届くんですけど、やっぱり合格通知が届くと嬉しいじゃないですか。当時、某巨大掲示板で応募者が集う実況スレッドが立っていて、合格した人と不合格になった人がリアルタイムに書き込んでいくわけですよ。それを見ているときはドキドキしましたね。2次通過のメールが来たときは「まさか……」と思ってしまいました。でもスレッドを見るのはお祭り騒ぎみたいで面白かったです。
「ゲームやろうぜ!」の現場はどんな感じですか?
日辻:ゲーム業界って制作チーム同士で互いにコミュニケーションを取りづらいらしいんですけど、「ゲームやろうぜ!」の現場は自分が所属していないチームに意見を出しあったりと交流が深くて、お互いに良い刺激を受けながら作業できますね。会社というか、ゲームという共通の趣味を持った友達が集まった同人サークルみたいなノリかな(笑)。
それで現場では定例ミーティングというものがあって、職種に関わらず面白い企画を考えた人がプレゼンを行って、皆で意見を出し合っています。意見するのも結構難しいなと最初の頃は思ったんですけど、現場はすごく発言しやすい空気なので楽しいですね。
職種に関わらずと仰いましたが、プランナー以外の方が企画を出すこともあるんですか?
日辻:ありますよ。現に大木君はデザイナーなんですけど、前に何か企画を出してたよね?
大木:ええ。そのとき考えたのが風の流体の表現を使った企画なんですけど、コントローラーを傾けるとゲーム中で風が吹くようにして、それで草原にいる女の子が被っている麦わら帽子を飛ばして戯れるっていう感じの内容でした。皆には「何かヤラシイよね。」って言われましたけど(笑)。






